追憶最近の週末は必ずと言って良いほど雨が降ります。 風が草木を揺らす音と、外の世界を雨が静かに叩く音が妙に心地よく、心が深々と閉じてゆくようです。生まれが山陰地方だからか、曇り空が原風景として記憶されているのだと思います。私にとってはグレイッシュな空と雨音が落ち着きを与えてくれ...
蛙始鳴GWも終わり、母の日も終わり、季節はいよいよ夏に向けて助走を始めたようです。 花の市場も新緑がかった植物が増えてきました。 切花は季節を先取って店頭に並ぶ事が多いですが、5月の気温は30度近く、気候が花の先取りに追いついてきたような感覚を覚えます。...
GIFTそもそも私達はなぜ花を贈るという事を行うのでしょうか。 花束は実用性に乏しく、そして枯れていきます。 それでも私たちは花を贈ります。 特にここ日本では、日常に花を自家用途で「飾る」という習慣は定着しづらいイメージです。どちらかというと飾るものというよりは「捧げる」というニュ...
LETTERなぜ花と手紙なのか。 贈り主の話を深く聴き、聴いた内容を遂語録にして手紙に纏め、花束と併せてギフトとして贈る という形式にしているRICCA。 花束に添えるメッセージカードのようなものはよく見ますが、 敢えて手間も時間も掛かる手紙にしている理由をここで綴りたいと思います。...
PROFILEⅡ後編に続きます。 「聴く」ことを技芸として捉え、対話の楽しさを噛み締めながら働いていましたが、 やはり手を動かしながらの創作活動を捨てきれない感情が燻っていました。 仕事も落ち着き、余裕ができた事で仕事以外の時間で何かを身につけたいと思うようになります。...
PROFILERICCAでは一般的な花屋さんのように店頭でフローリストと花を選び、持ち帰る或いは注文する形ではなく、 ギフト用途を中心としたオーダーメイド製の花屋です。 まずはどのような方にどういった背景で花を贈りたいのかをゆっくりお聴きした上で花束をお作りします。...